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ママドクターインタビュー Vol.2

ママドクターインタビュー Vol.2

インターン時代に産婦人科で分娩も経験

 現在、三菱電機本社の専属産業医、同健康増進センターの内科医としてフルタイム勤務している矢代美佐子先生。月に2日バスケットボールを楽しむというスポーツウーマンで、大学生から小学低学年まで、女の子ばかり4人のお子さんを持つ、ママドクターでもあります。
 先生は、これまで、4人のお子さんの子育てと仕事をどのように両立されてきたのでしょうか。まずは、旦那さんと出会う前の独身時代に遡ってお話を伺いました。
 筑波大学卒業後、インターン先として矢代先生が選んだのは、在日米海軍病院。アメリカ式の医療を経験できる病院で、当時の日本では珍しい全科ローテーションだったそうです。

「もともと内科医志望で、ジェネラリストを目指していました。ですから、全科をまわることができるということが魅力で、英語もやりたかったので、この病院を選んだんです。インターンもアメリカのプログラムで、その頃はまだ日本には浸透していなかったBLS(Basic Life Support)やACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)といった教育プログラムを受けさせてもらえ、プロバイダーカード(修了カード)もいただきました。ACLSがとても面白かったことが、その後、循環器内科を選んだ理由のひとつです」

 また、このインターン時代には2ヶ月間、産婦人科も経験。ここでは、正常分娩の妊婦さんの出産も担当されたそうです。

「1年目でしたが、上の先生がスーパーバイズするかたちで、26人の赤ちゃんを取り上げました。この経験はとても自分に役立ちましたね。出産後の処置も行って、退院するまで診たのですが、アメリカ式なので、産後2日で退院になるんです。2日目じゃまだ痛いだろうなあと思っていました。すごく早いですよね」

 こうして、インターン時代に、多くの赤ちゃんの誕生を見守った先生。その後、大学病院での研修医時代に旦那さんと出会うことになります。ちなみに、旦那さんは同業者だそうです。ところで、独身時代に、結婚や出産について、具体的なライフプランを描かれていたのでしょうか。

「いいえ、具体的なプランはまったくなかったですね。ただ、結婚して子どもを産んでも仕事を辞めるつもりはありませんでしたし、夫もそのつもりでした」

 そして、国立病院医療センター循環器内科のレジデント2年目のときにめでたく結婚。翌年には、早くも1人目のお子さんが誕生することになります。